寝付けない≠悩み,寝付けない∴(=)悩む(悩み)という話
先日、ついがんばって深夜まで作業してしまってから、どうにも寝付きがわるいです。
寝付けないので、布団のなかで寝付きのわるさについて考えていました。
「寝付きがわるいんだよね」と、他人に口にするのは、個人的には少し憚られます。
ほんとうに少し、めちゃ低いハードルだけれど。
なぜか。「寝付きがわるいんだよね」という字面の意味だけでなく、言外に「私、悩みごとがあるんだよね」というニュアンスが添加されてしまわないかという懸念があるからではないかと。
要するに、寝てない自慢やメンヘラアピールに似た行動と捉えられてしまうのではと、変に勘ぐってしまうというだけの豆腐メンタルあるあるだと思います。
ここまでで、「寝付きがわるい=悩んでいる」という方程式が無意識に自分のなかにあることに気づきます。
そして、他人も同じように思っていると考えている。つまり、この方程式はわりかし普遍的なものであると捉えているんだと思います。
果たしてほんとうに普遍的かはさておき、この
「寝付きがわるい=悩んでいる」
という方程式に疑問をもちました。
なぜか。だって「寝付けないな」と思うまでは悩んでいないんだもの。
「眠れないな~」と思っていると、
「あれ片付けなきゃいけないな」「あれも進めておかなくちゃ」「あれの確認も必要」
とか、目の前の課題がふつふつと湧いてきて、いつの間にやら発展して
「この先どうやって生きていこうかしら」と悩んでいる。ということが圧倒的に多い気がするのです。
と、気づいたら「眠れないからこういう事を考えているだけだな」と、少し楽になり、いつの間にか入眠していました。単純です。
「悩みがあるから寝付けない」のでも、「眠れないのは悩みがあるから」でもなく、
「寝付けないから悩む」し、「寝付けないこと自体がもう悩みだわぼけ」という話。